借りたレンタカーが出先で当て逃げされて泣き寝入りした話
レンタカーはもうこりごりと実感した一日でした!!
1泊2日でレンタカーを借りて東京から長野の方にスノボに出かけていました。
今回はボードを持っていくのが面倒だったので、
レンタルしようということになり、荷台の小さいコンパクトな乗用車(たしか三菱のミラージュ)を借りました。
レンタカー返却時にバンパー部分の傷に発覚
前日雪が降っていたということもあり、最高の雪質のゲレンデでスノボを楽しみました!
何事もなく帰路につきレンタカー屋に返却しようとした時に、
「この傷はなんですか?」
と店員さんに言われました。
身に覚えのない傷と外れかけている(といってもズレている程度ですが)バンパーを指摘されました。
恥ずかしながらまったく自覚がなかった傷だったので正直にその通りに伝えました。
ただし、レンタカー屋としても、いくら自覚がないとは言え、事実として車には傷が残っていて、誰がどのようにぶつけたものなのか当然判断しようがないので、
警察への届けなどの手続きを踏んでいないと保険は適用されず自腹で修理費を払ってもらうことになるとのことでした。
まあ、傷がついた時点で気付かなかった我々にも責任はありますし、当然の対応だと思います。
ただ、バンパーが凹むほどの衝撃なので、
運転している最中に無意識にぶつけてしまって気付かなかったというのは考えづらいですね、、、というのがレンタカー屋の店員さんのご意見で、
通りがかりの人にスキー板などをぶつけられてしまって、当て逃げされちゃったんじゃないかな、という風に思いました。
絶対自分たちでぶつけた傷じゃないという自信がありましたし、せっかくフルパッケージの保険料を払ってレンタカーを借りているので、なんとか自腹で修理費を払うのは避けたいと思い、どうすればよいかレンタカー屋、損保に勤めている友人の父親、警察署と色んな人に相談しました。
修理費の額が知れていればまだしも、いくらまで膨らむかどうかも修理が終わってみないとわからなかったので。。
結論、欲しいのは警察が発行する「事故証明」一枚入手できれば、保険適用することができ、補償で賄うことが可能とのことでした!
ただしですね、、その事故証明1枚を入手するのが本当に大変なことだったんです。。
事故証明の取得方法
↓のような手順を踏む必要がありました。
①ドライブレコーダを丸二日分すべて確認してもらい、運転する最中に我々がぶつけたわけではないことを証明する
自損じゃないんだよ!!という主張を証明するための材料です。
今回の車に搭載されているドラレコはエンジンが付いている時のみ動作するタイプだったので、不在時に当て逃げされた現場は証明するのは不可能でした、
なので、少なくとも運転最中に何かにぶつかって車に衝撃が加わっていないかどうかというのは確かめてもらう必要があるとのことでした。
②実際の事故現場まで警察に来てもらい、事故に遭った車を見せて事故状況を説明する。
本来は、事故が起こった/判明したらその場で警察を呼んで説明することが原則だとは思いますが、状況を配慮してもらい、ちゃんと当時の再現ができれば事故証明は出してあげるよとのことでした。
レンタカー屋にも話をして、もう一度傷がついた状態で同じ車を貸して貰えないかという相談をしたところ快諾をしてくれました。
ただ事故現場に戻るということは、要するに東京から片道3時間半くらいの長野のスキー場までもう一度、その車で戻る必要があるということです。笑
ガソリン代、高速代、もう一回同じ車を借りるためその分のレンタカー代、
なかなかコストがかかることですが、
まあこれに関してはその場で気づけなかった我々が悪いので、、、
仕方がないことかなと思います。
もう一往復ドライブを楽しめるとポジティブに捉えて、労を惜しまないつもりでいました。
③警察に「交通事故」であったことを証明すること
ただ車に傷がついているというだけでは、警察に事故証明を発行してもらえるとは限りません。
警察に経緯・状況を電話で事細かに説明しても、車の損傷の仕方を直接見てみないと事故証明を出せるかどうか判断できないという回答でした。
何を言っているかというと、例えば通りがかりの人がスキー板などで故意に車に穴を空けられた(そんな恨みは誰からも買っていないはずですよ?笑)という場合は交通事故とは全く別扱いの、物損事故/事件になる可能性があるというわけです。
このようなケースは、レンタカーの保険が適用可能な交通事故証明が発行できないようです。
この辺りは警察の方に詳しく説明してもらいましたが、納得できたようなできていないような、曖昧な線引きだなぁと思ってしまいました。
事故証明が発行される/発行されないケース
多分私の解釈ではこうです。
(a)車vs車で当て逃げされた場合
(b)車vs物(自損)で何かしら障害物にぶつけてしまった場合
→両者とも交通事故と判断可能。然るべき証拠(事故現場、ドラレコなど)を提示できれば事故証明を発行してもらえる。
(c)通りがかりの歩行者が誤って/故意的に車を破損させた場合
→交通事故とは関係ない物損事故/事件となるので、事故証明発行されない。
対応してくれた警察の方はとても親切な方だったので、なんとかよい方法がないか一緒に考えてくれましたが、今回の車の傷のつき方からして(c)の可能性が高く、わざわざ長野まで戻ってきてもらっても事故証明は出せない可能性が高いとのことでした。
色んな方に協力して頂きましたが、結局保険適用させるためにはハードルが高すぎたため、泣く泣く泣き寝入りすることにしました。。
バンパーを交換するぐらいなので数万で済むと思うとレンタカー屋の方がおっしゃっていましたが、破損の衝撃でボンネットのエンジン部品まで損傷していたら、相当な修理費用になってしまうのではないかな、と冷や冷やしているところです。
(過去にもエンジン部品の損傷があり、見かけ上はほとんど無傷なのに修理費数十万円まで膨らんでしまった経験もありました。もうレンタカーはこりごりです。。)
今回の教訓
レンタカーの保険に入っているのであれば、下手に相手の分からない他損事故より、自損事故の方が圧倒的に楽な気がします。堂々とおすすめできることではありませんが、当て逃げされたときは、事実と異なっていても自分たちが自損事故を起こしたというシナリオに置き換えることができそうであればよっぽどその方が事故証明の取得→保険適用と、楽に進む気がしちゃいます。
#返却時レンタカー屋さんと話している時も、これって自分たちで傷つけてしまいましたってことにしちゃった方がもしかして楽ですかね?っていう話になりました。
流石に東京に帰ってきちゃっているのにスキー板をぶつけてしまいました、と言っても信じてくれないだろうということで諦めましたが。笑
あとは、当たり前のことですが、
レンタカーは大事な借り物ということを忘れず、こまめに車体チェックをする。
気になっている女の子には、
「髪色変えた?」
「そのアクセサリ新しく買ったんだ!かわいいね!」
と細かな変化にも気づいてあげられるように、目を配りますよね?
その感覚で接してあげること。
そして、これも当たり前ですが、気づいたらすぐに警察に連絡する。
鉄則ですね。
結果的に、0:10で誰かしらに当て逃げをされた挙句、
結局修理費用を全額負担するハメになってしまいました。
なんとか解決策がないか色んな方にご協力を頂きながら探りましたが、
結果は変わらず。
大した額じゃなさそうだから手間をかけるのも面倒だし払ってしまおう、
ではなくいろいろ諦めずに調べたり問い合わせたりして策は尽くしました。
今回くらいの件だと大袈裟かもしれませんが、やることはやりきった結果としてダメだったので、割り切ろうと思えました。
最近本を読んでいて気に入ったかまいたち山内さんの好きな言葉です。
僕はどんなときでも、とにかく万全を期すことが大事だと思っている。結果はもちろん大事だが、それよりも結果が出るまでに考え得る最良の手段を選び、それでダメなら仕方ないと思えるように、そこまで行動できたかどうかを大事にしている。仮に濱家の声が当日出なかったとしても、僕はきっと後悔していなかっただろう。そして一生そのことをいじり続けただろう。
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M-1という大舞台の直前に相方濱家さんの声が出なくなってしまい、絶体絶命のピンチという状況でしたが、山内さんはこうゆう考え方をしていたようです。
結果は本番で見事に濱家さんの声が出て、M-1ラストイヤーで自分たちにとって心から満足のいく漫才ができたので、本当に良かったと思います。(ミルクボーイという刺客に優勝の座は奪われてしまいましたが。笑)
お笑い芸人ってテレビで見せる表舞台の姿とは違う側面が多く、
人間ドラマとして面白く、楽しめるだけではなく、考えさせられたり勇気を貰える部分がたくさんあります。
是非気になった方は読んでみて下さい。
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ここまでお付き合いいただきありがとうございました。